介護士が転職で給料を上げる方法|年収アップしやすい職場と転職先の選び方
「介護の仕事は好きだけど、今の給料では将来が不安」
「転職するなら、できれば年収を上げたい」
「同じ介護士でも給料が高い職場はある?」
介護士の給与は、勤務先の種類や法人規模、資格、夜勤回数、役職などによって大きく変わります。
そのため、今の職場で昇給を待つだけでなく、これまでの経験や資格を評価してくれる職場へ転職することで、年収アップを目指せる場合があります。
この記事では、介護士が転職で給料を上げるための具体的な方法と、年収アップを狙いやすい職場・求人の選び方を解説します。
忙しい方へ|結論
- 介護士は転職によって給料アップを狙える
- 基本給の高い法人へ移ることが重要
- 介護福祉士などの資格を評価する職場を選ぶ
- 夜勤ができるなら、夜勤手当の高い施設も候補
- 訪問介護・特養・有料老人ホーム・サ責・管理職求人などを比較する
- 月給だけではなく、賞与・資格手当・処遇改善を含めた年収で判断する
- 「同じ仕事だから給料も同じ」と考えず、複数法人を比較する
介護士は転職すると給料を上げられる?
介護士の給与は、勤務先によって差があります。
例えば同じ介護福祉士でも、
- 基本給
- 資格手当
- 夜勤手当
- 役職手当
- 住宅手当
- 賞与
- 処遇改善に関する支給
などは法人によって異なります。
そのため、仕事内容が大きく変わらなくても、給与体系の良い法人へ転職するだけで年収が上がるケースがあります。
まず現在の年収を分解してみよう
転職で給料を上げたい場合、最初に確認したいのが現在の給与の内訳です。
| 基本給 | 毎月いくらか |
| 資格手当 | 介護福祉士などの手当 |
| 夜勤手当 | 1回あたりの金額 × 回数 |
| その他手当 | 住宅・扶養・役職など |
| 賞与 | 年間支給額 |
「月給はいくらか」だけではなく、自分の年収が何によって構成されているかを把握すると、転職先でどの条件を上げれば年収アップできるのか見えやすくなります。
介護士が転職で給料を上げる7つの方法
1.基本給が高い法人へ転職する
最も分かりやすい方法は、現在より基本給の高い法人へ転職することです。
手当が多くても基本給が低いと、賞与や将来の昇給に影響する場合があります。
求人を見るときは、総支給額だけではなく基本給そのものを比較しましょう。
2.資格手当が高い職場を選ぶ
介護福祉士などの資格を持っている場合、資格手当が設定されている求人があります。
同じ介護福祉士でも、資格手当の金額は法人によって異なります。
せっかく資格を持っているなら、資格を給与へ反映してくれる法人を選ぶことが年収アップにつながります。
3.夜勤手当を比較する
夜勤が可能な場合は、1回あたりの夜勤手当を比較することも重要です。
例えば、1回あたりの夜勤手当が2,000円違い、月5回夜勤する場合、
2,000円 × 5回 × 12か月 = 年間12万円
になります。
ただし、給与だけを理由に無理に夜勤回数を増やすのではなく、体力や生活とのバランスも考えましょう。
4.賞与が高い法人を選ぶ
月給が同程度でも、賞与によって年間の収入に大きな差が出ることがあります。
求人票を見るときは、「賞与あり」だけでなく、
- 前年度実績
- 何か月分か
- 何を基準に計算するか
- 入職初年度も支給されるか
まで確認しておくと安心です。
5.経験を評価してくれる求人を選ぶ
介護職としての経験年数が長い場合、経験加算を行う法人もあります。
例えば、
- 特養での介護経験
- 認知症ケアの経験
- 訪問介護経験
- リーダー経験
- 新人教育経験
などを評価してもらえる可能性があります。
6.役職を上げる
一般介護職だけで求人を探すのではなく、
- 介護主任
- リーダー
- サービス提供責任者
- 生活相談員
- 管理者候補
などへキャリアアップする方法もあります。
役職手当が付くことで、夜勤回数を増やさなくても給与アップできる場合があります。
7.複数の求人を比較する
同じ地域・同じ職種でも、法人が違えば給与条件は変わります。1社だけで決めず、複数求人の年収を比較することが重要です。
年収アップを狙いやすい介護職の転職先を比較
| 転職先 | 給与アップの狙いやすさ | 特徴 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 比較的狙いやすい | 夜勤・資格・法人手当がある求人も | 夜勤回数・人員配置 |
| 有料老人ホーム | 比較的狙いやすい | 大手法人・高給与求人もある | 介護度・夜勤体制 |
| 訪問介護 | 資格・役職次第 | サ責へのキャリアアップも可能 | 移動・訪問件数 |
| サービス提供責任者 | 狙いやすい求人あり | 資格・経験を活かして役職手当を狙える | 業務範囲・残業 |
| デイサービス | 一般職では求人による | 夜勤なし・管理者候補求人も | 送迎・役職の有無 |
| 介護施設の管理職 | 高給与を狙いやすい | 経験を活かしたキャリアアップ | 責任範囲・マネジメント業務 |
1.特別養護老人ホーム|経験・夜勤を活かして年収アップ
特別養護老人ホームは、介護士の転職先として代表的な施設の一つです。
24時間介護を行うため夜勤があり、その分、夜勤手当を含めて収入を上げられる求人があります。
また、介護福祉士資格や施設経験を評価する法人もあります。
確認したいポイント
- 基本給
- 夜勤1回あたりの手当
- 平均夜勤回数
- 介護福祉士手当
- 賞与
- 処遇改善の支給方法
2.有料老人ホーム|大手法人や高給与求人も比較
有料老人ホームは、運営法人によって給与や福利厚生に差が出やすい職場です。
大手法人では、資格手当や役職制度、研修制度、住宅関連の制度などが整っている場合もあります。
一方で、施設によって介護度や業務量が異なるため、給与だけではなく実際の人員配置や夜勤体制も確認しましょう。
3.訪問介護|介護福祉士・サ責で給与アップを狙う
訪問介護では、利用者の自宅を訪問して身体介護や生活援助などを行います。
介護福祉士などの資格を持っている場合は、資格を活かしやすい職場です。
さらに経験を積み、サービス提供責任者へキャリアアップすることで給与アップを狙える場合があります。
夜勤を減らしながら収入を上げたい人にとっても、求人によっては候補になります。
4.サービス提供責任者|夜勤以外で収入を上げる方法
「これ以上夜勤を増やしたくないけれど、給与は上げたい」という人は、サービス提供責任者などへのキャリアアップも検討できます。
サービス提供責任者は、
- 訪問介護計画の作成
- 利用者・家族との調整
- ヘルパーへの指示・連携
- ケアマネジャーとの連携
などを担当します。一般介護職より責任が増える分、役職手当などによって給与が高く設定されている求人もあります。
5.管理者・主任候補|経験者なら大きな年収アップも狙える
介護経験が長い人やリーダー経験がある人は、主任・管理者候補求人まで視野を広げてみましょう。
管理職になると、職員のマネジメントやシフト管理、利用者対応、施設運営なども担うため責任は大きくなります。
その分、一般介護職より給与が高く設定されていることがあり、現場経験を活かして年収を上げたい人には選択肢になります。
注意|「月給30万円以上」だけで求人を決めない
高給与求人を見るときは、月給の内訳を確認しましょう。
例えば月給30万円の中に、
- 夜勤5回分
- 固定残業代
- 資格手当
- 役職手当
- その他の一律手当
がすべて含まれていることもあります。
自分が実際にその求人へ入職した場合、固定でいくらもらえるのかを確認することが重要です。
介護士が求人票で確認したい給与項目
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 基本給 | 手当を除いた給与はいくらか |
| 資格手当 | 介護福祉士などでいくら増えるか |
| 夜勤手当 | 1回あたりの金額と月平均回数 |
| 賞与 | 支給実績・算定基準 |
| 処遇改善 | 毎月支給か一時金か |
| 役職手当 | 主任・サ責・管理者でいくら増えるか |
| 昇給 | 実績・評価制度 |
月給ではなく「年収」で比較する
例えば、次の2つの求人があったとします。
| 求人A | 求人B | |
|---|---|---|
| 月給 | 30万円 | 28万円 |
| 賞与 | 20万円 | 70万円 |
| 想定年収 | 380万円 | 406万円 |
この例では、月給が低い求人Bの方が年収は高くなります。「月給が高い=年収も高い」とは限らないため注意しましょう。
給料アップだけで転職先を決めない
転職で年収を上げることは大切ですが、給与だけで職場を選ぶと転職後に後悔する可能性があります。
例えば、
- 夜勤が増えた
- 残業が増えた
- 休みが減った
- 通勤時間が長くなった
- 人員が少なく業務負担が増えた
- 身体介護の負担が増えた
という状態になれば、年収が少し上がっても働き続けることが難しくなるかもしれません。
年収アップ求人を選ぶときの優先順位
転職前に、希望条件を3段階に分けると求人を選びやすくなります。
① 絶対に必要
例:年収400万円以上、通勤45分以内
② できれば欲しい
例:年間休日115日以上、住宅手当あり
③ あればうれしい
例:駅徒歩5分、食事補助あり
夜勤なしでも給料アップは狙える?
「給料を上げたいけれど、夜勤は減らしたい」という介護士さんもいるでしょう。
夜勤をやめれば夜勤手当がなくなるため、単純には収入が下がる可能性があります。
ただし、
- 基本給の高い訪問介護
- サービス提供責任者
- デイサービスの管理者候補
- 施設の日勤専従
- 資格手当・役職手当の高い法人
などへ転職することで、夜勤を減らしながら現在と同程度、またはそれ以上の給与を目指せるケースもあります。
介護福祉士は転職で給与アップしやすい?
介護福祉士を持っている場合は、資格手当や経験加算などを受けられる求人があります。
また、
- サービス提供責任者
- 介護主任
- 管理者候補
など、資格・経験を活かしたキャリアアップも検討しやすくなります。現在の職場で資格を十分に評価されていない場合は、資格手当や役職制度のある法人を比較する価値があります。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県なら求人を横断して比較する
一都三県では、県境を越えて通勤できるエリアも多くあります。
例えば、埼玉県南部・千葉県西部・神奈川県東部などでは、東京都内の介護施設も通勤圏になることがあります。
給与アップを重視する場合は、都道府県だけで区切らず、「自宅から45分以内」など通勤時間を基準に複数エリアを比較すると、高給与求人を見つけやすくなります。
転職で年収が上がっても、手取りが大きく増えるとは限らない
年収が上がれば税金や社会保険料なども変わるため、年収アップ分がそのまま毎月の手取りに加わるわけではありません。
また、通勤費や住宅費などが増える場合もあります。年収だけではなく、実際の生活でどれくらい余裕が増えるのかも考えて転職先を選びましょう。
よくある質問|介護士の転職と給料アップ
Q.介護士は転職すると給料が上がりますか?
必ず上がるわけではありませんが、基本給・資格手当・夜勤手当・賞与などの条件が良い法人へ転職することで年収アップを目指せます。
Q.介護士で高給与を狙いやすい職場はどこですか?
特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、訪問介護、サービス提供責任者、管理職求人などに高給与を目指せる求人があります。ただし地域・経験・資格によって異なります。
Q.介護福祉士なら月給30万円以上は狙えますか?
地域や経験、夜勤回数、役職などによっては可能です。求人票の月給だけでなく、どの手当を含んだ金額なのか確認しましょう。
Q.夜勤を増やさず給料を上げる方法はありますか?
基本給の高い法人への転職、資格手当の活用、サービス提供責任者・主任・管理者などへのキャリアアップが考えられます。
Q.給料アップを希望していることを面接で伝えてもいいですか?
希望条件として給与を確認すること自体は問題ありません。ただし、給与だけを志望理由にするのではなく、これまでの経験や応募先でどのように働きたいかも伝えましょう。
Q.今の給与が低いのか分からない場合はどうすればいいですか?
同じ地域・資格・経験年数の求人を複数比較してみましょう。現在の給与と求人の想定年収を比べると、自分がどの程度の条件を狙えるのか判断しやすくなります。
まとめ|介護士の給料アップは「職場選び」で変わる
介護士が給料を上げる方法は、夜勤回数を増やすことだけではありません。
転職によって、
- 基本給の高い法人を選ぶ
- 資格を評価してもらう
- 賞与の高い求人を選ぶ
- 経験加算のある職場を選ぶ
- サービス提供責任者や管理職へキャリアアップする
- 複数求人を比較する
ことで、年収アップを目指せる場合があります。
「介護士だから給料はどこも同じ」と決めつけず、今の経験・資格ならどのくらいの給与を狙えるのかを一度確認してみましょう。
高給与の介護求人を探している方へ
転職ガーデンでは、介護士向けの求人を掲載しています。
高給与・介護福祉士・特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・訪問介護など、希望条件に合う求人を比較してみてください。
「転職したら給料はいくら上がる?」を確認したい方へ
「今より年収を上げたい」
「介護福祉士の資格をもっと評価してほしい」
「月給30万円以上の求人を探したい」
転職ガーデンでは、介護職の経験・資格・現在の給与・希望勤務地などをもとに、希望条件に合う求人探しをサポートしています。
まだ転職すると決めていなくても大丈夫です。まずは、今の経験ならどのくらいの年収を目指せるのかを確認してみてください。
