「退職届」と「退職願」の違いとは?書き方&提出のタイミング
2025/02/06
投稿者:転職ガーデン
転職や退職を考えたとき、「退職届」と「退職願」の違いが分からず迷う人も多いのではないでしょうか?
「どちらを提出すればいいの?」
「書き方や提出のタイミングは?」
特に、医療・介護・保育業界では、退職のタイミングがシフトや人員配置に影響を与えるため、適切な手続きを知っておくことが大切です。この記事では、「退職届」と「退職願」の違い、書き方、提出のタイミングについて詳しく解説します。
1. 「退職届」と「退職願」の違いとは?
退職願とは?
退職願は、「退職したい」という意思を会社に伝えるための書類です。
■特徴■
・退職の承認を得るための「お願い」の書類
・会社が受理する前なら撤回できる
・会社の同意が必要(上司や経営陣が了承する必要がある)
■こんな場合に使う■
・退職の相談をしたいとき
・会社と話し合いながら円満退職を進めたいとき
退職届とは?
退職届は、「退職を確定させるための正式な書類」です。
■特徴■
・会社の承認なしでも、提出すれば効力が発生する(法律上は14日前までに提出すればOK)
・一度提出すると撤回できない
・労働契約の終了を正式に伝える書類
■こんな場合に使う!■
・すでに退職が決まっていて、正式に手続きを進めるとき
・会社の引き止めを断り、スムーズに退職したいとき
2. 「退職願」と「退職届」の書き方と注意点
退職願の書き方(例文)
退職願には、「退職したい意志」を伝えるシンプルな内容を記載します。
■例文■
退職願
私こと、このたび一身上の都合により、〇〇年〇〇月〇〇日をもって退職いたしたく、お願い申し上げます。
何卒、ご承認くださいますようお願い申し上げます。
〇〇年〇〇月〇〇日
(氏名)〇〇〇〇(印)
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 様
■注意点■
・「お願い申し上げます」と書く(撤回の可能性を考慮)
・宛名は「会社の代表者」(直属の上司ではなく、会社の正式な責任者宛て)
・提出後、会社が受理する前なら撤回可能
退職届の書き方(例文)
退職届は、退職が確定した状態で提出するため、より明確な意思表示が求められます。
■例文■
退職届
私こと、このたび一身上の都合により、〇〇年〇〇月〇〇日をもって退職いたします。
ここに退職届を提出いたします。
〇〇年〇〇月〇〇日
(氏名)〇〇〇〇(印)
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 様
■注意点■
・「お願い申し上げます」ではなく「退職いたします」と書く(確定した意思表示)
・提出後の撤回は基本的に不可(慎重に判断して提出する)
3. 退職届・退職願の提出タイミング
退職願を提出するタイミング
■ベストな時期■
・退職の1〜2ヶ月前(早めに相談するのがベスト)
・シフト調整や引き継ぎの都合を考慮して、余裕をもって伝える
■提出の流れ■
・直属の上司に「退職したい」と相談する
・口頭で話し合いをした後、退職願を提出する
・会社と退職日を調整する
退職願は撤回できるため、まだ迷っている場合は慎重に!
退職届を提出するタイミング
■ベストな時期■
・退職が確定したら、会社が指定する時期に提出
・法律上は退職日の14日前までに提出すればOK(民法第627条)
・円満退職を目指すなら、1ヶ月前には提出するのが望ましい
■提出の流れ■
・退職願が受理されたら、会社の指示に従って退職届を準備
・必要に応じて、会社のフォーマットで作成
・直属の上司や人事に提出(郵送の場合は内容証明で送る)
退職届を出すと撤回できないので、確実に退職する場合のみ提出する!
4. 退職をスムーズに進めるためのポイント
・退職の意志はできるだけ早く伝える(会社の都合も考慮)
・感情的にならず、円満退職を心がける
・引き継ぎの準備をしっかり行う(後任へのマニュアル作成など)
・会社の就業規則を事前に確認する(退職手続きに関するルールを把握)
5. 退職に関する悩みは「転職ガーデン」に相談!
退職は人生の大きな決断。
「いつ・どのタイミングで退職願を出せばいい?」
「退職の交渉をスムーズに進めるには?」
こうした疑問や悩みがある方は、医療・介護・保育業界の転職に強い『転職ガーデン』にご相談ください!
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